2023年、メッツは選手補強の失敗から多くのベテラン選手を放出し、チーム再建が予想されていた。しかし、残ったベテラン選手の活躍と若手選手の成長がかみ合い、予想を覆してプレーオフ進出を果たした。そして今オフ、さらにベテラン選手がFAとなる中、再びチームの再建とさらなるプレーオフ進出を目指し、大物選手の獲得に乗り出している。
New York Mets Free Agent Signing 2024-25
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Juan Soto |
Signed: New York Mets 15-years 765 million (51 million / year)
2018年に19歳という若さでワシントン・ナショナルズからデビューし、大物ルーキーとして注目を集めたソト。その後、期待を裏切らない活躍を続け、すでにメジャーを代表する選手となり、この若さで殿堂入りが確実視されるほどの存在感を誇っています。昨年はヤンキースでプレーし、ジャッジとの強力コンビでチームをワールドシリーズへと導きました。オフシーズンには、昨年の大谷選手の記録を超える 15-years 765 millionという超大型契約でメッツと契約。今後、メッツとメジャーリーグを牽引する選手としての活躍が期待されています。
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Clay Holmes |
Signed: New York Mets 3-years 38 million ($12.66 million / year)
2021年にヤンキースへ移籍後、ピッチングが開花し、チームの守護神として活躍したホルムス。しかし、次第にクローザーとしての信頼を失い、ヤンキースから放出されメッツと契約することになった。メッツではリリーフではなく、先発投手として起用される予定で、新しいチームで新しい役割を果たすことに期待が寄せられている。
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Frankie Montas |
Signed: New York Mets 2-years 34 million ($17 million / year)
アスレチックス時代に信頼される先発投手として名を馳せたモンタスだが、近年は肩の怪我に苦しみ、期待に応える結果を残せなかった。しかし昨シーズン、怪我もなく1年を乗り切り、見事なカムバックを果たした。その実力を考えれば、怪我さえなければ全盛期に近いパフォーマンスを見せるのは当然のこと。今後も安定した活躍が期待される。
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New York Mets Trades 2024-25
タンパベイ・レイズからトレードでメッツに加入したシリ。元々、外野守備には定評があり、デビュー当時から高い評価を受けていた。しかし近年では打撃面でも進化を見せ、ホームラン数が大幅に増加。その一方で、パワーを追求したことで打率の低下や三振の多さが目立つように…。メッツでは、その長所を活かしつつ、どこまで欠点をカバーできるのか。
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New York Mets Free Agents 2024
Pete Alonso
2019年のデビューで新人ホームラン記録を樹立し、ホームラン王と新人賞を獲得。その後もリーグを代表するクリーンアップとして、メッツの中心選手として活躍してきました。昨シーズンはメッツのプレーオフ進出にも貢献しましたが、近年は成績がやや低迷している点が不安視されています。それでも、まだ30代になったばかりであり、長期契約への期待が寄せられる。
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Sean Manaea |
2016年にデビューして以来、先発左腕として活躍してきたマナエア。昨シーズンはジャイアンツで成績が振るわずリリーフに降格しましたが、先発復帰を目指して2024年はメッツと契約した。ピッチングフォームの改善に取り組んだ結果、安定感が増し、キャリア最高の成績を残すシーズンとなった。その活躍から、オフには複数年契約を求めてフリーエージェントに。オフシーズンの注目選手の一人となっています。
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Jose Quintana |
長年メジャーで活躍してきた技巧派の左腕ピッチャー、キンタナ。2023年にメッツと2年契約を結んだが、初年度は怪我の影響で思うような活躍ができませんでした。しかし、2024年には完全復活を果たし、ベテランらしい安定感あるピッチングを披露。チームのプレーオフ進出にも大きく貢献した。成績は安定しているが、これから30代後半を迎えるため、今後どこまでその安定感を維持できるか注目されます。
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Luis Severino |
Signed: Oakland Athletics 3-years, 67 million (22.33 million / year)
2015年にニューヨーク・ヤンキースでデビューしたソベリーノは、エース級のピッチャーとして期待され活躍していました。しかし、2020年以降は毎年のように怪我に悩まされ、思うような成績を残せませんでした。そして2024年には単年契約でメッツに移籍し、今シーズンは怪我もなく安定した投球を披露。かつての好成績に近い活躍を見せ、再び頼れる先発ピッチャーとして復活を遂げた。
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J.D. Martinez |
長年メジャーを代表する指名打者として活躍してきたマルチネス。昨シーズンもドジャースで好成績を残していましたが、大谷選手のドジャース移籍に伴い役割を奪われ、メッツと単年契約を結んだ。メッツではベテランらしい存在感を発揮し、序盤は活躍を見せていましたが、シーズン後半にまさかの大スランプに陥り、成績が大きく低迷。キャリア晩年を迎えたマルチネスが再び輝きを取り戻せるのか、今後の活躍に注目です。
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Harrison Bader |
以前からセンター守備に定評のあるベイダーは、単年契約でメッツに入団し、開幕センターの座を獲得。序盤は攻守でチームに大きく貢献した。しかし、シーズン中盤からスランプに陥り、後半は主に守備固めとしての出場が中心となりました。スランプがなければさらに活躍できた可能性が高いため、来シーズンの復活に期待がかかります。
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Adam Ottavino |
織り曲がるようなスイーパーを武器に、長年メジャーの打者を翻弄してきたベテランリリーフのオッタビーノ。2022年にメッツに移籍してからも、経験豊富なピッチングでチームに貢献してきた。しかし、近年は年齢の影響もあり、成績に陰りが見え始めています。全盛期のような圧倒的な活躍は難しいが、まだまだ頼れるピッチャーとしての力を発揮できる存在です。
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Ryne Stanek |
最速160キロの直球を武器に長年活躍してきたベテラン中継ぎピッチャー、スタネック。プレーオフでの豊富な経験が評価され、2024年のトレードデッドラインでメッツに移籍しました。移籍後のレギュラーシーズンでは思うような成績を残せませんでしたが、プレーオフではその経験を活かし、重要な場面で活躍を見せました。昨シーズンの成績は振るわなかったものの、その圧倒的な剛腕で復活が期待されています。
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Drew Smith |
スミス選手は2018年にニューヨーク・メッツでメジャーデビューを果たした若手ピッチャーで、その将来を大いに期待されていました。しかし、2019年はトミー・ジョン手術のため、シーズン全休を余儀なくされた。2020年後半に復帰し、中継ぎピッチャーとして徐々に実力を発揮。安定した投球で頼れる存在へと成長。しかし、2024年には再びトミー・ジョン手術を受けることになり、2025年シーズンも全休となる見込みです。
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Jesse Winker |
ウィンカー選手は2024年のトレードデッドラインでワシントン・ナショナルズからメッツに移籍した左打ちの外野手は、その信頼性と活躍でチームに大きく貢献しました。移籍後もエネルギッシュなプレースタイルで、多くのメッツファンを魅了しています。かつてはシンシナティ・レッズの中心選手として活躍していましたが、ここ数年は複数のチームを渡り歩いています。来シーズンもロールプレイヤーとしての重要な役割を果たすことが期待されています。
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Jose Iglesias |
長年メジャーでショートとして活躍してきたイグレシアスは、今シーズン、メッツとマイナー契約で入団。シーズン途中にメジャー昇格を果たすと、自身が作曲した「OMG」という曲を引っ提げ、ベテランらしい安定感あるプレースタイルでチームのプレーオフ進出に貢献した。その結果、メッツのプレーオフ進出に大きく貢献。一時は引退も考えていたようだが、まだまだメジャーでの活躍が期待されています。