| 2回にすぐさま同点に追いついた、ジョーカーズ |
2026年6月14日(日)天気:晴れ 最高気温:31℃
今週末は、ニューヨークに住む日本人スポーツファンにとって、まさに“スポーツ三昧”の特別な週末となりました。
まず土曜の夜。ニューヨーク中が待ち望んだ歴史的瞬間が訪れます。NBAニューヨーク・ニックスが、実に53年ぶりとなる悲願の優勝を達成。マンハッタンからクイーンズ、ブルックリンまで、街中が歓喜に包まれました。長年ニックスを応援し続けてきたファンにとっては、まさに夢のような一夜だったことでしょう。
その熱気が冷めやらぬ中、日曜午後4時にはサッカーワールドカップ予選グループFの大一番。日本代表は優勝候補の一角とも言われるオランダ代表と激突しました。試合は一進一退の攻防となりましたが、日本は残り5分の土壇場で同点に追いつき、強豪相手に2対2のドロー。勝ち点1以上の価値があると言っても過言ではない、大きな引き分けを手にしました。
そして、この二つのビッグイベントに挟まれる形で行われたのが、JAA軟式野球大会・第7週目の戦いです。
この日の注目は何と言っても無敗同士の直接対決。開幕から快進撃を続けるじゃんくすと、伝統の強豪ニコニコが激突。そしてもう一試合では、勢いに乗るピギースと3連覇中の王者ルーキースが相まみえました。
どちらもリーグ優勝、そしてプレーオフ上位シード争いを占う重要な一戦。勝ったチームが大きく前進し、敗れたチームには初黒星が刻まれるという、まさに今シーズンの行方を左右する大一番となりました。
また、ここまで勝利に恵まれていなかったジョーカーズ、ブラックベイブ、ロデオ50も初勝利を目指して奮闘。順位表だけでは見えない熱戦が各グラウンドで繰り広げられました。
果たして無敗対決を制したのはどのチームだったのか。そして悲願の初勝利を手にしたチームは現れたのか。
試合の詳細は、各チームからの試合報告をご覧ください。
Let's Go Knicks!
Let's Go Samurai Japan!
そして、
Let's Go JAA Baseball!
ごみあさりIII
| 5回に先制タイムリーを放つ、じゃんくす・竹内 |
じゃんくす 3 ー ニコニコ 0
開幕から無敗街道を突き進むじゃんくすと、大会屈指の伝統と実績を誇るニコニコ。その注目の全勝対決が、第7週目についに実現しました。先発はじゃんくすのエース長嶋、そしてニコニコのエース・ナオキ。大会を代表するエースがマウンドで火花を散らし、さらに両チームの堅い守備も加わって、スコアボードにはゼロが並び続けます。まさに「一球が勝敗を左右する」緊迫した展開。そして均衡が破れたのは5回裏。2アウト二塁のチャンスで打席に入ったのは、エース長嶋を支えてきた女房役・竹内。大事な場面で放った打球は外野の前に弾む見事なタイムリーヒット。じゃんくすベンチが歓喜に沸く先制点となりました。しかし、じゃんくすの攻撃はここで終わらない。さらに2アウト一、二塁とチャンスを広げると、打席には4番ロス。ナオキが投じた一球を完璧に捉えると、打球はレフトの頭上を越えてフェンス際まで到達。走者二人が生還する値千金の2点タイムリー二塁打となり、じゃんくすが一気に3対0とリードを広げました。そしてじゃんくすはピッチャーに絶対的守護神リッチーへバトンタッチ。そのリッチーも期待に応える快投を披露。強力ニコニコ打線に反撃の隙を与えることなく、最後のアウトを奪いました。盤石の継投リレーと、終盤に集中打を見せた打線がかみ合ったじゃんくすが、強豪ニコニコを3対0で撃破。無敗対決を制し、優勝争いで大きな一歩を踏み出した。
| 実に2010年シーズン以来の先発投手を任された、ルーキーズ・矢吹 |
ピギーズ 5 ー ルーキーズ 5(7回引き分け)
3連覇中の絶対王者ルーキーズに挑むのは、こちらも開幕から負けなしの新生ピギーズ。今大会では「ピギメン」の愛称でも親しまれ、勢いそのままに首位争いへ名乗りを上げています。そんな無敗同士の大一番は、プレーボール直後から大きな話題を呼びました。なんとルーキーズの先発マウンドに上がったのは矢吹。決勝戦で先発した2010年以来、実に15年ぶりとなる先発登板でした。ベテラン右腕の復活に、ルーキーズベンチも大いに沸き上がります。しかし、そんなドラマに遠慮するほどピギメンは甘くありません。試合開始直後から積極的な攻撃を仕掛け、まずは先制点を奪取。王者相手にも全く臆することなく、自分たちの野球を展開します。もちろん、王者ルーキーズも黙ってはいません。3連覇中のチャンピオンとしての意地とプライドを見せつけるように、すぐさま反撃。追いつけば突き放し、突き放されれば追いつく。両チームが一歩も譲らない展開となり、試合はまさにシーソーゲームの様相を呈しました。そして迎えた最終盤。どちらにも勝機があり、どちらにも敗戦の危機があった激戦は、最後まで決着がつかず5対5でゲームセット。勝てば首位戦線を大きくリードできる重要な一戦でしたが、両チームともに意地を見せ、勝点を分け合う結果となりました。とはいえ、この引き分けはピギーズにとって非常に価値のあるもの。王者ルーキーズ相手に堂々と渡り合い、最後まで互角の戦いを演じたことで、その実力が本物であることを証明しました。今や大会屈指の「引き分け請負人」となったピギーズ。またしても勝敗はつかなかったものの、その内容は限りなく勝利に近い引き分けだったと言えるでしょう。
| 初回に2点タイムリーを放ち、ジョーカーズ打線に火をつけたタク選手。 |
ジョーカーズ 10 ー キザル 5(6回時間切れ)
開幕から負けなしで快進撃を続けるキザルと、名門の意地をかけて初勝利を目指すジョーカーズ。対照的な状況で迎えた一戦は、両チームにとって非常に大きな意味を持つ試合となった。先手を取ったのはキザル。2回、チャンスを確実にものにして先制点を奪うと、そのまま試合の主導権を握り、キザルペースになるかに見えました。しかし、この日のジョーカーズは違った。「もう負けられない。」そんなチーム全員の思いがプレーに表れます。反撃の口火を切ったのはベテラン・タク。ここまで数々の激戦を経験してきた男が放った同点タイムリーで流れを引き寄せると、ジョーカーズ打線が一気に爆発。その回だけで3点を奪い、試合をひっくり返した。さらにジョーカーズの勢いは止まらない。3回にも3点、4回にも3点を追加。打線がつながり、走者がかえり、ベンチは大盛り上がり。初勝利への執念が、スコアボードに次々と刻まれていきます。一方、このまま終われないキザルも反撃開始。5回に1点を返すと、6回には集中打で3点を追加。無敗チームらしい粘りを見せ、一気に追撃ムードを作り出しました。しかし、逆転への期待が高まったその時――。無情にもタイムアップ。最後まで諦めず食らいついたキザルでしたが、序盤から主導権を握り続けたジョーカーズが逃げ切り成功。10対5で今季初勝利を手にしました。開幕から苦しい戦いが続いていたジョーカーズにとって、この1勝は単なる白星以上の価値を持つもの。チーム全員でつかみ取った待望の初勝利に、試合後のベンチには大きな笑顔が広がりました。
| 投打の両方で勝利を導いた、ラジハマ・テツ |
ラジハマ 6 ー ロデオ50 1
試合開始前、グラウンドに思わぬ緊急事態が発生した。前夜、ニューヨーク中を熱狂させたニックスのNBAファイナル優勝。その余韻があまりにも大きかったのか、ラジハマの選手たちはなかなかグラウンドに姿を現さず、試合開始時間になっても集まったのはわずか7人。まさかの人数不足です。このままでは試合ができない――。そんな危機的状況の中、急遽現場にいた予備審判とニコニコの選手たちに助っ人要請。ニコニコの協力のおかげで何とか9人を揃え、無事にプレーボールを迎えた。一方、その状況を見たロデオ50は多少、不満げな様子。しかし、野球は人数だけでは決まりません。試合が始まると、ラジハマのエース・テツが圧巻のピッチングを披露。キレのあるボールでロデオ打線を次々と打ち取り、得点のチャンスをほとんど与えません。すると、その好投に応えるようにラジハマ打線も奮起。序盤こそ静かだった打線ですが、チャンスを確実にものにしながら着実に加点。少ない人数で戦っていることを感じさせない集中力を見せ、試合の主導権を握ってた。ロデオ50も反撃を試みますが、エース・テツの壁は高く厚いまま。結局、ラジハマが投打の歯車をしっかりとかみ合わせ、6対1で快勝しました。試合前には「人数不足でどうなることか」と心配されたラジハマ。しかし終わってみれば、まるでそんな不安を感じさせない見事な戦いぶりでした。
| リリーフ登板をした、大ベテラン・ウジョウ |
ビーズ 10 ー ブラックベーブ 0(5回コールド)
開幕2連敗からの巻き返しを狙うビーズと、悲願の今季初勝利を目指すブラックベーブ。両チームにとって負けられない一戦となりましたが、この日の最大の相手は、もしかすると対戦相手ではなかったのかもしれない。試合当日の最高気温は31℃。照りつける真夏のような日差しの下、選手たちは試合開始前から大量の汗を流していました。そんな灼熱のグラウンドで、先に“熱く”なったのはビーズ打線でした。初回から鋭い打球が次々と飛び出し、チャンスを確実に得点へ結びつける猛攻を展開。まるで気温に負けじとスコアボードの数字を上昇させていきます。一方のブラックベーブにとって、この暑さは大きな試練となりました。経験豊富なベテラン投手陣を擁するチームですが、容赦なく照りつける太陽が少しずつ体力を奪っていきます。踏ん張りたい場面でも、暑さという見えない相手が立ちはだかりました。試合が進むにつれて、両チームの明暗はさらにくっきり。ビーズ打線は最後まで勢いを失わず、まさに"猛暑打線"と呼びたくなるような攻撃を披露。一方のブラックベーブは反撃の糸口をつかめないまま、苦しい時間が続きました。終わってみれば、ビーズが10対0の完勝。グラウンドの気温に負けないほど熱く燃え上がった打線が、今季最高とも言える快勝劇を演じました。もしかすると一番手強かった相手は、両チームに容赦なく襲いかかった31℃の猛暑だったのかもしれません。ビーズが見せたのは、まさに"暑い勝利"でした。
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| 試合後に行われたBabe BBQ Partyの肉 |
成績表(6月14日時点)




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