ホームでのクロスプレーで試合を振り出しに戻した、じゃんくす・岩本 |
8月25日(日)プレーオフ1回戦 JAA外務大臣杯軟式野球大会 ー 試合結果
激闘の末に予選リーグを勝ち抜いた8チームが、ついに決勝トーナメントへと進出した。しかし、予定されていた試合は長引く雨の影響で3週間も延期されることに。ようやく再開されたこのトーナメントは、2024年の栄冠を懸けた一発勝負の戦いとなります。負ければ即座に大会から姿を消す厳しいルールの中、各チームはこれまでの努力の集大成を見せつけるかのようにピッチに立ちます。果たして、どのチームが女神の微笑みを手にし、準決勝の舞台へと駒を進めるのでしょうか? 真剣勝負のドラマが今、幕を開けます。
来週はLabor Day Weekendのため、もう1週間お休みとなり、準決勝は9月8日(日)のナイトゲームとして行われます。
ルーキーズ 4 ー ラジハマ 0
昨年の覇者で、今シーズンも無敗のままAブロックを首位で通過した超新星・ルーキーズ。彼らの1回戦の相手は、予選リーグ終盤で連勝を重ね、今まさに勢いに乗る銀河系軍団・ラジハマ。まさに注目の対決が1回戦から実現しました。試合は予想通り、緊張感が漂うシーソーゲームとなり、両チームとも一歩も引かずスコアボードにはゼロが並び続けます。しかし、この均衡を破ったのは5回表。ルーキーズの小池がランナーを置いた絶好の場面で、左翼フェンスを越えるスリーランホームランを放ち、ついに3点を先取。この一撃で試合の流れは大きくルーキーズに傾く。一方、ラジハマ打線も何度かチャンスを作り出すものの、得点を奪えないまま時間が過ぎていく。結果として、ルーキーズが4対0で勝利し、2連覇に向けて順調に準決勝進出を決めました。この試合は、まさにチャンピオンの貫禄を見せつけた一戦となりました。
打撃と守備で大活躍しチームに勝利を導いた、バットメン・KEIZO |
バットメン 4 ー じゃんくす 2
過去に何度も熱戦を繰り広げてきた赤いユニフォームのバットメンと緑のユニフォームのじゃんくすが、プレーオフ1回戦で相まみえました。この時期外れのクリスマスカラー対決は、開始早々から白熱した展開に。試合の先手を取ったのはじゃんくす。ヒットで出塁したランナーを巧みなスモールベースボールで3塁まで進めると、大会役員のカセイがサードへの強烈なタイムリーを放ち、じゃんくすがまずは1点を先制。しかし、バットメンは黙っていません。3回裏、ヒットと2つのフォアボールで無死満塁の大チャンスを作り出すと、4番ピッチャー片山がレフトへ痛烈なツーランタイムリーを放ち、一気に逆転に成功。しかし負けじとじゃんくすも反撃。4回にキャプテン岩本がヒットで出塁すると、また小技を駆使して得点圏まで進み、5番マサミが見事にタイムリーを決めて同点に追いつきます。試合は再び振り出しに戻り、両チームの緊張感は最高潮に。そして迎えた運命の5回裏。バットメンは2つの内野安打でチャンスを作り、迎えた5番白鳥が左中間を深々と破るツーランタイムリーツーベースを放ち、試合を決定づける2点を奪取。結果、少ないチャンスを確実にものにしたバットメンが、激戦を制して4対2で勝利を収め、堂々と準決勝へ駒を進めました。この試合はまさに、両チームの意地とプライドがぶつかり合う壮絶な戦いでした。
初回にいきなり先制点を狙う、ダンボーズ打線 |
ダンボーズ 4 ー キザル 0
Bブロックの首位争いを制したダンボーズが、プレーオフ初進出を果たしたキザルとの対決で、その強さを改めて見せつけました。この両チームは予選リーグの最終戦でも対戦しており、まさに因縁の再戦となった。試合の幕が上がると、ダンボーズは早速初回に1点を先制し、その勢いを持続させます。3回にも追加点を奪い、4回には2点を加えてリードを広げ、試合の流れを完全に掌握しました。一方、キザル打線はダンボーズのエース・ナオキがまさに高い壁となり、キザルはなかなか突破口を見いだせませんでした。結果、ダンボーズが4対0で勝利し、圧倒的なパフォーマンスを披露しました。しかし、キザルもまた諦めることなく最後まで戦い抜き、その姿勢はファンの心を打ちました。プレーオフ初参戦という新たな経験を得たキザルは、来シーズンに向けてさらなる成長を遂げることでしょう。
ニコニコ 7 ー ジョーカーズ 1
歴代最多優勝を誇る名門チーム、ジョーカーズと、6大会連続で決勝進出を果たしている強豪ニコニコとの対戦は、まさにプレーオフの名にふさわしい注目カードとなりました。予想では、手に汗握る接戦が展開されると思われていましたが、2回に思わぬ展開が訪れます。ジョーカーズの守備陣が、小さなミスと不運が重なり、そのわずかな隙をニコニコ打線が見逃しませんでした。ここでニコニコは一挙に6点を奪い、一気に試合の主導権を握る。ジョーカーズも4回に1点を返し、反撃の狼煙を上げようとしましたが、鉄壁の守備を誇るニコニコの前に、それ以上の得点を許しません。最終的に、ニコニコが7対1で勝利し、ジョーカーズを圧倒的なスコアで下しました。この試合結果は、ニコニコのさらなる躍進を予感させ、ジョーカーズの名門としての意地が試される展開となりました。