延長8回の激戦で2連覇を達成した、ルーキーズ |
9月22日(日)決勝戦 JAA外務大臣杯軟式野球大会ー試合結果
2024年のJAA野球プレーオフは、毎週末に続く悪天候のため、1ヶ月以上にわたって延期されるという試練のシーズンとなりました。しかし、この厳しいスケジュールを乗り越え、決勝戦に進んだのは、昨年の覇者ルーキーズと、パンデミック後に初優勝を飾った強豪ダンボーズという、実力派チームの頂上決戦です。
雨に翻弄された2024年のシーズン、どちらが勝利を手にするのか。ルーキーズが2連覇を果たすのか、それともダンボーズが再び頂点に立つのか。激闘が予想されるこの決勝戦から、目が離せません。
ごみあさりII
来週の予定:
3位決定戦:ニコニコ vs. バットメン
- 日程:9月29日(日)
- 時間:7時30分開始
- 場所:ランドルズアイランド #46
勝負どころで大活躍を見せた、ルーキーズ・ノゾミ |
ルーキーズ 2 ー ダンボーズ 1(延長8回)
2024年JAA外務大臣杯軟式野球大会の決勝戦は、Aブロック無敗で勝ち上がってきたルーキーズと、激戦のBブロックを首位で抜けたダンボーズによる夢の頂上決戦。両チームともにプライドをかけた一戦、ルーキーズはチームのエース三本柱の一角、ケンが先発し、ダンボーズは今年の最多勝の絶対的エース、ナオキがマウンドに立った。
試合開始、両エースは初回を三者凡退に抑え、互いに無失点の立ち上がり。万全の状態で迎えた2回裏、ダンボーズが試合を動かす。ワンアウト後、シゲが四球で出塁し、続くイヤスがセンター前にヒットを放つ。そしてルーキーズの守備が乱れ、ワンアウト満塁の絶好機を迎える。次打者が内野ゴロに打ち取られる間に、三塁ランナーがホームイン。ダンボーズがまず1点を先制。
一方、ルーキーズの打線はナオキの巧みなピッチングに苦しみ、なかなかランナーを出せずにいた。しかし、3回表に1番打者アイザックがライトオーバーの強烈な打球を放つ。観客はランニングホームランを期待したが、ダンボーズの守備陣の見事なリレーでホームでタッチアウト。ルーキーズの得点は阻まれる。
続く4回表、ツーアウトからノゾミがライト前ヒットで出塁。盗塁を決め、続くウィルがセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち、ルーキーズがついに同点に追いついた。その後も両チームは互いに攻め続けるも、追加点を許さずに試合は均衡状態が続いた。
6回裏、ダンボーズはファーボールでランナーを溜め、ルーキーズはここでケンに代えて、もう一人のエース、ジョンを投入。満塁のピンチを迎えるが、内野ゴロでこの大ピンチを切り抜けた。
試合はそのまま延長戦に突入。延長8回表、ルーキーズはゴーストランナーを2塁に置いて迎えた場面で、今年のMVPロイがサードとショートの間を抜ける絶妙なヒットを放ち、ついに勝ち越し点を奪取。
ダンボーズも負けじと反撃に出る。2アウトでランナーを2塁に置き、打席には今年の打点王ナオキ。ナオキはレフト前にヒットを放ち、観客全員が同点を確信する。しかし、3塁ランナーがホームに向かう途中でまさかの転倒。試合は劇的な展開に。なおもチャンスが続くも、ダンボーズがダブルスチールを試みたところで、3塁ランナーがホームでタッチアウト。ここで試合終了。
劇的かつ波乱万丈な頂上決戦は、誰もが予想もできない思わぬ形で幕を閉じた。
ルーキーズの先発マウンドを任された、ルーキーズ・ケン |
自身も初となる決勝のマウンドで投げる、ダンボーズ・ナオキ |
惜しくもホームでタッチアウトとなった、ルーキーズ・アイザック |
2回裏に四球でチャンスを作り得点した、ダンボーズ・シゲ |
同点ランナーとして2塁から得点をした、ルーキーズ・ノゾミ |
同点タイムリーツーベースを打った、ルーキーズ・ウィル |
6回から救援に入り勝ち投手となった、ルーキーズ・ジョン |
準決勝に引き続き、決勝でも決勝打を打った、ルーキーズ・ロイ |
最後のプレーでダブルスチールを食い止め優勝を決めた、ルーキーズ |
2024年度 個人賞受賞者
最多勝利:丸田尚輝(ダンボーズ)8勝 最多打点:丸田尚輝(ダンボーズ)16打点 |
最多本塁打:三木健成(ロデオ50)4本 |
最多打点:岸川京平(ビーズ)16打点 |
もう一人の最多打点賞を獲得したのは、ビーズの強力打線の核として君臨する岸川京平選手。彼はショートの守備でリーグ屈指の安定感を誇り、その鉄壁の守備だけでなく、打撃でも相手チームを翻弄する"コンプリートプレイヤー"。試合をひっくり返す一打を放つたびに、その存在感はますます大きくなり、JAA野球大会の象徴的な選手。来季もまた、彼の活躍に期待が集まること間違いなし。