2011年9月11日 決勝戦、3位決定戦 試合結果

優勝を決めた瞬間にマウンドに駆け込むじゃんくすメンバー
” じゃんくす ” 全員野球で頂点を制す !

2011年度、第26回JAA外務大臣杯軟式野球大会の決勝戦と3位決定戦の2試合が早朝のランドロス アイランドの球場で晴天の中、行われた。フィールド#53は昨年度優勝チームの”ジョーカーズ”対3塁側ベンチの強豪 ”じゃんくす”最高のカードの決勝戦、 主審を務めMr.Roy(BUA)より大きな星条旗を授かり、両軍ベンチ内に掲げる。ボランティア女性の始球式に続いて、折しもテロ事件から10年目のこの日、7時20分試合開始前にテロの犠牲者と東日本の被災地復興を祈り、全員で1分間の黙祷を捧げた。

試合前に1分間の黙祷を捧げる両チーム
一方、#46フィールドでは3位決定戦が同時に行われ、” ボコボコ” 対 ”NY シルバーズ” 結果はボコボコ(篠田監督)が延長8回5−4と逆転勝ちで見事3位の座をものにした。数日前からのストームの影響でグランドの状態が悪く、鈴木監督以下シルバーズの選手全員で整備作業を試合前に行った、ありがとうございました。試合内容は勝者チームからのレポートを楽しみにして下さい。

日系人会から武田副会長(森脇会長代理)とデービイ広野理事、在NY日本国総領事館からは川村首席領事と安藤領事が出席、各チームのベンチに出向き選手の皆さんにエールを送ってくれました。

決勝戦は2−0とじゃんくすが3年ぶり5度目の優勝に輝きました、宮崎監督の慎重な采配ぶりは見事なものでした。ベンチと選手が一体になっての試合内容には熱くなる物がありました。2011年度のMVP賞は川嶋啓太投手が選ばれ, 個人賞の最多勝利獲得賞をも手にした、しかしこの活躍も結果も全て、女房役として支えた、スーパースター瀬戸捕手の力量を讃えずには居られない。本人はシカゴに転勤しましたと試合後に挨拶がありました。じゃんくすが初めて優勝したのは2001年、1ヶ月後にテロ事件、そして10年後の今日は5度目の優勝、何か因縁みたいなものが感じられます。個人賞3賞はホームページを参照して下さい。

じゃんくすメンバーを表彰する武田副会長
表彰式では武田副会長と川村首席領事が交代で各賞の賞状、トロフィーを手渡してくれました。花束嬢も小山由理子さんがボランテアとして協力して頂き、感謝状を差し上げました。感謝状は ”よみたいむ社”と”週刊NY生活社”に贈られました。

JAAスピリット賞を受け取る、ラジエーターズのラマ二監督
JAAスピリット賞のカマール ラマニ監督、来年も更に強いチームに育てて優勝を狙って下さい。西青木監督、ジョーカーズのチームを引っ張って1年目、来年こそは頑張って下さい。

大会本部の役員と現役選手の二役をシーズンに渡り演じてくれた高橋選手と家誠選手、お疲れ様でした。

最後に大会に参加した全ての皆様に御礼を申し上げます。

大会本部/加藤脩治、JAA事務局

決勝戦
じゃんくす 2 - ジョーカーズ 0 (9回戦)
JUN  0 0 0 0 0 1 0 1 0  2
JRS  0 0 0 0 0 0 0 0 0  0

ハリケーンIreneの影響で決勝戦はLabor Day Weekendをはさみ2週間順延され、史上初の9月開催となった。決勝戦の会場となったランドールズ#53フィールドには、日もまだ昇らぬ時間から ジョーカーズ、じゃんくす両チームが集結し、決勝戦に向けて熱気は否が応にも高まる。

すばらしいピッチングを見せる、じゃんくすの若きエース川嶋投手
ジョーカーズ先発は優勝経験豊富なエースの内藤投手

試合はじゃんくすが先攻、ジョーカーズが後攻で試合が始まる。初回じゃんくすは1アウト後、2番川嶋がセンター前ヒット、3番松井が左中間を破る2ベースヒットで、ランナー2,3塁とし、ジョーカーズ先発内藤投手を攻める。しかし、ジョーカーズもセカンド高橋の好守備でピンチを脱する。一方のジョーカーズも1回裏1死から2番高橋が出塁するも、じゃんくす先発川嶋の牽制でランナーを刺しピンチを広げない。 その後、じゃんくすはランナーを出すものの内藤投手の前にあと一本が出ず、ジョーカーズは川嶋投手に完璧に抑えられる。

固い守備でチャンスを与えない、ジョーカーズ内野陣

この日2得点を記録した、じゃんくす主将・高橋選手
試合が動いたのは6回表、じゃんくす1アウトから5番高橋が四球で出塁、盗塁、内野ゴロの間にランナーを3塁へ進め、代打中沢がサードゴロを放ち、相手サードのエラーを誘い、じゃんくすが1点を先制。

さらなる追加点を阻止しようとする、ジョーカーズ高橋選手
勝利の決め手の2塁打を放った、じゃんくす中沢選手
更に8回表、じゃんくすは再度5番高橋が四球で出塁、送りバントでランナー2塁としたあと、この日がJAA野球最後となる瀬戸に打順が回るもセカンドフライ、続く中沢が左中間へタイムリー2ベースを放ち、じゃんくす2-0とする。

ピッチャーの好リードと守備で活躍した、じゃんくす・瀬戸選手
一方のジョーカーズはじゃんくす・川嶋投手の前に9回2アウトまでノーヒットに抑えられるが、1番鉾谷が執念のライト前ヒット。しかし、続く2番高橋がライト・ゴロに倒れ、ゲームセット。 じゃんくす、ジョーカーズの3連覇を阻止し、3年ぶり5度目の王座に輝いた。

最後の1球に想いをこめる、川嶋投手
ジョーカーズ、じゃんくすともに再三にわたる試合日程の順延にもかかわらず、だれることなく双方引き締まった、好ゲームを見せた。

緊張感あふれる決勝戦を繰り広げた、両チーム
じゃんくす3年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた第26回JAA外務大臣杯軟式野球大会


3位決定戦
ボコボコ 5 - シルバーズ 4 (延長8回サヨナラ)
SIL   1 0 0 0 0 0 1 2  4
BOK   1 0 0 1 0 0 0 3x 5
初回、シルバーズが幸先よく1点を先制。その裏すかさず、ボコボコが1点を返し同点。4回の裏、けんじのヒット、ひでの3塁打でボコボコが 1点を勝ち越す。

7回の表、土壇場でシルバーズが同点に追いつく。

延長8回表、勢いづいたシルバーズが2点を勝ち越し。 その裏、ボコボコは1アウトながら、満塁の1打サヨナラのチャンス。ここで4番ゆーいちが同点となるタイムリー2塁打を放ち、同点。相手が気を抜いた一瞬、サードランナーが一気にホームを突き、サヨナラ。

ボコボコが激闘を制止、3位でシーズンを終了した。