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大会初参戦で初優勝を飾った、ルーキーズ |
2023年第37回JAA外務大臣杯軟式野球大会ー8月27日決勝戦&3位決定戦 試合結果
2023年第37回JAA外務大臣杯軟式野球大会。14の凄腕チームがリーグを賑わせ、予選リーグを突破した6チームが決勝トーナメントに進出し、ついにその頂点を目指してランドルズアイランドに集結。しかしその背景には、大会のシンボルであり名誉会長の加藤修治さんが途中でこの世を去った悲しい出来事。その熱愛した野球の舞台で、各チームは加藤さんの熱意を胸に刻みつつ、熱戦を繰り広げた。
さて、メインステージであるランドルズアイランド48番。ここには、6大会連続決勝進出の伝説を築き上げ王者の風格のニコニコと、デビューイヤーにして厳しい混戦のBブロックを1位通過で勝ち上がり、早くも頂点を狙う新星ルーキーズが立ちはだかる。伝説のチームvs次世代のヒーロー、どちらが今回のトロフィーを手にするのか? 果たしてこの決勝戦という大舞台で勝利の女神はどちらに微笑むのか?!
一方、ランドルズアイランド46番では、準決勝で涙をのんだジョーカーズとじゃんくすが、3位の誇りをかけて火花を散らす。この二つのチーム、伝統のライバルとして数々の歴史を持つ。今回、どちらが笑顔で帰ることができるのか?
熱く、そして感動的な一日が、ランドルズアイランドで繰り広げられた。
ごみあさりII
優勝:ルーキーズ(ROK)
準優勝:ニコニコ(NIK)
3位:じゃんくす(JUN)
最多勝利:5勝 丸田尚輝(CPC)
最多本塁打:3本 阿久津陽介(JUN) 仁王良祐(JUN)ロス・ベルシト(JUN)
最多打点:19打点 合田渉紅(JRS)
JAAスピリッツ賞:酒井敏夫(RDO) 鈴木明(RDO)
大会MVP:ジョン・サング(ROK)
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決勝の大舞台で3打点を記録した、ルーキーズ・大地 |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
ROK | 8 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 |
NIK | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 |
勝利投手:ケンちゃん |
第37回JAA外務大臣杯優勝決定戦は過去5大会連続決勝戦進出、内3回優勝の本命ニコニコと、初出場初優勝を狙う新生ルーキーズによる対決となった。リーグ戦での対決は5-5の引き分け、勝敗も得失点数も全て同率の2チームによる決勝戦、まさに勝った方が真の王者となる戦いは晴れ渡るニューヨークの空の下、火蓋が切られた。先攻のルーキーズに対するはリーグでも一二を争う好投手山下投手。しかし準決勝の激戦の疲れか決勝戦の緊張なのか、初回乱れたところにチーム随一の好打者大地君の2点タイムリーも加わり、ルーキーズが一挙8点を挙げる。その裏ニコニコは山下選手の二塁打でチャンスを作るもルーキーズの堅い守備で無得点に終わる。その後はニコニコの2番手飯草投手とルーキーズ先発ジョン、2番手ケンちゃんの好投に対しお互い足を絡めた攻撃と堅い守備で引き締まった試合となり、最終回の表が終わった時点でルーキーズが9-2のリードでニコニコの最後の攻撃を迎える。意地を見せたいニコニコはヒットや四球でランナーをためたところに内野ゴロでまず1点、更に飯草選手のタイムリーでまた1点追加すると、ルーキーズの各選手の脳裏には準決勝の最終回7失点の記憶がよぎる。そして2アウトからセンターオーバーかと思われた飛球を先発のマウンドを降りた後センターを守っていたジョン選手が好捕しゲームセット。ルーキーズが見事初優勝を遂げた。MVPには選手兼監督でありながらエースでもあり準決勝ではタイムリー三塁打も放ったジョンが満場一致で選ばれた。
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師匠譲りのピッチングで勝利投手となった、じゃんくす・ニオ |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
JUN | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 7 |
JRS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 |
勝利投手:ニオ |
セーブ:ヨースケ |
打点:カイト、マサミ(4)、ヨースケ(2) |
2023年の決戦の舞台は、数多の歴史的瞬間を生んできた二大巨頭、じゃんくすとジョーカーズの戦いとなった。戦いの舞台はまさにサスペンス映画のように開幕した。初回、じゃんくすはランナーを三つ並べる大チャンス!その中心には、カイトの押し出しファーボールとマサミの弾丸のようなライトオーバーの三塁打が炸裂。一気に4点を先取する大爆発を見せた。ジョーカーズはまるでボクサーのように、このパンチから立ち上がり反撃を試みる。しかし、じゃんくすの先発ニオのプレッシャーに耐えるピッチングに、ジョーカーズの熱い攻撃は阻まれてしまう。しかし、戦いはそこで終わらない。5回表、じゃんくすのヨースケがセンターオバーの3塁打でさらに2点。そして、6回表、絶好調マサミの2塁打で更なる点を追加。この時点で7点差。だが、映画のクライマックスのように、ジョーカーズは最終回に突如として目を覚ました。猛烈な攻撃で4点を追い上げ、その勢いはまるで巨大な津波のよう。しかし、最後の砦としてヨースケが再び現れ、ジョーカーズの猛攻を打ち砕く。勝者はじゃんくす。しかし、この試合の真の勝者は、このエキサイティングな一戦を目撃したファンたちだった。
2023年度第37回JAA外務大臣杯軟式野球大会 決勝トーナメント |
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8月6日 | 8月20日 | 8月27日 | | |
ワイルドカード戦 | 準決勝 | 決勝戦 | | |
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(A1位)ジョーカーズ | | | | | | |
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| | NIK 1 - JRS 0 | (B2)ニコニコ | | |
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(B2位)ニコニコ | | | | | | |
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| | (B2)ニコニコ | | | | |
NIK 5 - CPC 0 | | | | | | |
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(A3位)チャパカブロ | | | | | | |
| | | | ROK 9 - NIK 4 | (B1)ルーキーズ |
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(B1位)ルーキーズ | | | | | | |
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| | | | (B1)ルーキーズ | | |
| | ROK 9 - JUN 8 | | | | |
(A2位)ビーズ | | | | | | |
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| | (B3) じゃんくす | | | | |
JUN 15 - BEE 7 | | | | | | |
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(B3位)じゃんくす | | | | | | |
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| | | | 3位決定戦 | | |
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| | | | (A1)ジョーカーズ | | |
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| | | | JUN 7 - JRS 4 | (B3)じゃんくす |
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| | | | (B3)じゃんくす | | |
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優勝:ルーキーズ |
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2位:ニコニコ |
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3位:じゃんくす |
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最多本塁打:仁王、阿久津、ロス(じゃんくす) |